• 2020.12.12

    cinq symphonieのデザイン作成はSympaのイメージを形にすること

ー 牧原さん
デザイン作成の段階では、私からデザインをご提案して確認してもらうような流れになっています。

Sympaさんのイメージされるものをお聞きして、それをもとにお洋服としてイメージを再現していく。それをSympaさんに確認してもらいます。

ー 斎藤さん
なんていうのかな…、デザイン作ってどうですかって、そういう一方通行のやり方ではないので。
一方通行の意見でいいものはできないから、投げかけあって、ぶつかるところはぶつかり合って、妥協するところは妥協してもらいながら進めていますね。

ー 牧原さん
商品を作るっていうよりも…、というか物を作っているという感覚ではないんですよね。
Sympaさんと話し合って、「こういうのは女性って楽しいよね。」とか「こういうライフスタイルっていいよね。」とかそういう話をして作り上げていく感覚なので、「たくさん売れるものがいい!」っていうそういうイメージで作っているんじゃないんです。

映画見に行きましたっていう話を聞けば、「映画見に行くんだったらこんな服がいいんじゃないかな?」みたいな会話からお洋服を提案してみたり。
生きるということに関して、ライフスタイルの延長線上のどこかに登場する服っていうのをイメージしています。

例えば来年の夏物を提案するとするじゃないですか。
その時にSympaさんと一緒に「cinq symphonieのお客さんってどういう服で夏を過ごすのかな?」っていう話をするんですけど
「こんなお洋服があったら、こんなところへ出かけられるんじゃない?」みたいな感じで 、「こんな服のデザイン」って最初から決まっているわけじゃないんです。

cinq symphonieデザイナーインタビュー

ー 牧原さん
優しいねとか、楽しいねとか、そういった感情を表現するとこんなものができたっていう。その感覚を確認してもらうっていう流れです。
そこまで出来上がってから斎藤へ「気持ち良くないとダメだから」っていう注文だけするんです。シャリっとしたシャツとか。

しっかりしたシャツが欲しいけど硬いのはダメ。柔らかくてしっかりしてるシャツ。
「そんなものないよ」って言われるんですけど、「だったら作ろうよ」って。2年後に出したい服を今からイメージして生地の制作から入っているんです。
生活の流れの中で楽しい、っていうのをイメージして作っていますね。それをデザインして服に落とし込むような感じです。

ー 斎藤さん
と言っても、僕らのチームは服を作るチームなんです。
Sympaさんの世界観をお洋服で表現するっていうのが仕事ですかね。

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